雅楽の伶人を一から育てます!/牟呂八幡宮伶人への雅楽指導記録①|ゼロから始める雅楽教室
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菊理は「プライベートレッスン」「グループレッスン」「オンラインレッスン」「ワークショップ」など、様々な形で雅楽の指導をしています。
このたび愛知県豊橋市鎮座の古社で、幕末の民衆運動「ええじゃないか」発祥の地として有名な「牟呂八幡宮」様より
「コロナで祭礼の雅楽を中断していたため、雅楽ができる者が居なくなり、伶人の継承ができなくなってしまった」
「雅楽の楽器もそろっていることから、氏子区域に希望者の募集をかけるので伶人を一から育ててほしい」
というご依頼いただきました
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内容
1. そもそも伶人とは
2. 楽器を選ぼう
3. 楽器の扱い方、保管方法、メンテナンス方法
4. 「越殿楽」「浦安の舞」指導
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そもそも伶人とは
神社のお祭りや行事で雅楽の演奏をする人を『伶人(れいじん)』といいます
大きな神社などの神事や結婚式では生の雅楽が演奏されることがあり、その雅楽を演奏するのは神社の神主さんであったり、伶人だったりします。神社の神事や祭事、行事に雅楽は欠かせませんが、小さな神社では伶人が居なくて、お祭りでも雅楽の演奏ができなかったり、生演奏の代わりにCDで雅楽を流すことは珍しくありません
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また現代人は忙しく、神社が伶人を募集して稽古を重ね、一人前の伶人を一から育成するのは簡単なことではありません。しかし牟呂八幡宮様では、氏子総代さんの熱い想いと住民の方々のご協力で、今回の伶人募集に10代~70代まで多くの方が稽古会に参加されました
楽器を選ぼう
第1回目の稽古会は令和6年2月12日(月)。
牟呂八幡宮様はコロナ前まではお祭りに雅楽を演奏していらっしゃったとのことで、楽器は豊富にそろっていました。そうは言っても、初めて雅楽をする方ばかりで、雅楽の楽器を見るのも初めてです。どんな楽器があって、どんな音色なのか、どんな特徴があるのか、どうやって音を出すのか、何も分かりません。
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そこで雅楽の基本的な三管(さんかん)と言われる楽器「笙:しょう」「篳篥:ひちりき」「龍笛:りゅうてき」を体験し、担当する楽器を決めていただきました
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「楽器の扱い方、保管方法、メンテナンス方法」の説明
楽器が良い音を出すためにも、また末永く使うためにも、楽器の取扱い方は「欠かせない大切な指導」だと菊理は思っています。特に神社の楽器は「神具(しんぐ:神様の道具)」と呼ばれる神聖な道具ですから、大切に扱わなければなりません
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中でも「笙」は温め方、持ち方をおざなりにすると壊れてしまう、とてもデリケートな楽器です。温める時のポイント、時間、保管方法など一から丁寧に指導しました
「越殿楽」「浦安の舞」指導
今回のご依頼は「4月の例大祭に間に合わせたい」とのことで、本番までのお稽古は初回を含めて4回のみ。
そこで打楽器を省き、笙、篳篥、龍笛での「越殿楽:えてんらく」と「浦安の舞」に絞っての稽古プログラムを組みました
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「たった4回の稽古で大丈夫?」と思われるかもしれませんね。でも菊理独自のオリジナルレッスンなら大丈夫!
例大祭本番には、新人の伶人さんたちがデビューです!
「敷居が高い」「難しそう」と思われがちな雅楽ですが、菊理は多くの方に安心して雅楽を楽しんでいただけるよう、分かりやすく親切丁寧に、心を込めてご指導します
また、神社や寺院の祭礼では地元の方々が伶人をつとめ、地域を盛り上げて頂くのが本来の姿だと思っています
レッスンは全国へ出張いたします
「本番までに時間があまりないんだけど」という方もご安心ください
50年の豊富な実績と経験でさまざまなご要望に対応します
ぜひお気軽にお問い合わせください
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家
雅楽二重奏「菊理」