若葉もみじと雅楽の協演/雅楽鑑賞と楽器体験②/びわ湖大津プリンスホテル|出張演奏・出張体験事例
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滋賀県大津市「びわ湖大津プリンスホテル」様よりのご依頼で、令和6年5月12日(日) と6月9日(日)の2回「あお若葉(もみじ)と雅楽の協演 初夏のびわ湖クルーズ」プラン にて雅楽演奏と体験を担当しました
この記事では先日行われた第2回目のクルーズの様子をご紹介します
3種類の楽器による『越殿楽(えてんらく)』演奏
「あお若葉(もみじ)と雅楽の協演 初夏のびわ湖クルーズ」はびわ湖大津プリンスホテルより琵琶湖を周遊し、瀬田川を下り石山寺港へ至る約1時間のクルーズで、船内では雅楽鑑賞しながら、紫式部と源氏物語をイメージしたプリンスホテル特製の美味しい朝食を召し上がって頂くプランです
第2回目のクルーズでは20名ほどのお客様が乗船され前回同様、朝7時30分にホテルに隣接するプリンスホテル港(におの浜観光港)を出航しました
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まずは紫式部ゆかりの食材を使ったホテルメイドの和朝食をお召し上がりいただきながら、雅楽の楽器解説と「越殿楽(えてんらく)」生演奏の鑑賞。なかなか間近で見聞きすることが無い珍しい音楽ということで、皆さん熱心に聞き入っておられました
雅楽曲「越殿楽」は音楽の教科書にも教材として取り上げられていますし、お正月の神社や神前結婚式でよく流れていますので「あっ、何か聴いたことがある気がする」という方は少なくありません。やはり今回のお客様も生演奏を見たり聴いたりするのは今回が初めてという方がほとんどでした
そこで、雅楽の代表的な楽器3種類
①笙(しょう)
②篳篥(ひちりき)
③龍笛(りゅうてき)
をじっくり見て頂けるよう、順番に楽器を持ち替えながら演奏しました
雅楽の演奏会はオーケストラのように大勢の演奏者がいろいろな楽器を担当し演奏するスタイルが一般的です。しかし大勢での合奏では、どの楽器がどんな音色を出して、どんなことをしているのか、とても分かりにくいものですが、菊理オリジナルの演奏方法「楽器を持ち替えながらの演奏」は、それぞれの楽器の音色の違いがはっきりと聴き取れ、「楽器の音色の違いや特徴がおもしろかった」といった感想を頂く大好評のプログラムです
使用した3種類の楽器
龍笛から笙、笙から篳篥へと、順番に持ち替えての演奏で聴く雅楽は、楽器の音色が変わるだけなんですが、同じ曲の同じ場所(フレーズ)でも、メロディーの印象が大きく変わります
▷前半の「龍笛と笙」の二重奏は、優しく優雅な雰囲気、
▷後半の「笙と篳篥」の二重奏は、ダイナミックで力強い雰囲気となります
この記事をご覧のあなたも、そんな菊理のファンタジックな演奏を聴いてみませんか
優雅な平安の舞「越天楽今様(えてんらくいまよう)」
続いては「越殿楽」のメロディーに歌詞をつけた「越天楽今様」で舞(踊り)をご覧いただきました。越天楽今様は日本最古の歌謡とされ、これも音楽の教科書で取り上げられています
現代のアップテンポな音楽とはまったく違う、ゆったりとしたリズム感、テンポ感の伴奏で舞われる、優雅な舞の動きは「平安時代にタイムスリップしたみたい!」と大好評でした
雅楽の楽器体験
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珍しい雅楽楽器の体験コーナーでは、お子さんが横笛の「龍笛(りゅうてき)」にチャレンジ! フルートを習っているとのことで、すぐに音を鳴らすことが出来ましたが、フルートと違って息を入れる穴や指孔が大きいことにビックリ!
たて笛の「篳篥(ひちりき)」の体験も大人気! 初めてさわる楽器に戸惑われながらも、皆さんスマホで動画や写真を撮りながら楽器体験を楽しんでおられました
なかなか最初は音が鳴らしづらい雅楽の楽器ですが、体験された皆さん全員が音を出すことが出来ました! 「めったに出来ない貴重な体験でした!」と楽器体験も大好評でした
衣裳紹介
菊理の出張演奏は衣裳も見どころのひとつ。今回は、雅楽が一番盛んだった平安時代の装束(衣裳)で演奏しています
特に今回、女性装束は大津市が「紫式部の筆はしる 源氏物語誕生の地 大津」として作成したPRポスターや、のぼり描かれたイメージイラストと同じ赤色の袿を選びました
男性装束は、NHK大河ドラマ「光る君へ」の中で柄本佑さん扮する藤原道長が、青年時代に着用していた水色の狩衣装束をオマージュしています
●近藤智佳子:袿(うちぎ)装束
・袿:赤色地に 三色向蝶丸文の 袿(あかいろじに さんしょくむかいちょうまるもんの うちぎ)
・単衣:萌黄色の単衣(もえぎいろの ひとえ)
・袴:緋色の袴(ひいろの はかま)
・檜扇:蓬莱山(ほうらいさん)
●近藤泰史:狩衣(かりぎぬ)装束
・狩衣:水色地に 金色雲鶴文の 狩衣(みずいろじに きんいろうんかくもんの かりぎぬ)
・単:萌黄色の単(もえぎいろの ひとえ)
・袴:辛子色の袴(からしいろの はかま)
・高烏帽子(たかえぼし)
※上記装束は販売もしております。どうぞお気軽にこちら へお問い合わせください
概要
菊理は多くのイベント出演に長年携わり
演奏実績、経験が豊富です
CDや録音音源では絶対に成し得ない
生演奏ならではの感動と迫力をお届けしています。
解説付きコンサート、カルチャーコンサートを
ステージイベントだけでなく配信などにも
幅広く対応致します
全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
雅楽二重奏「菊理」
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090-2577-0958(担当:近藤)
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