「まるで大河ドラマ ”光る君へ”の世界!」豊橋市立前芝中学校にて雅楽生演奏|学校公演出張演奏事例
菊理のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
「豊橋市立前芝中学校」様よりご依頼頂き、伝統ある「百人一首大会」のオープニングセレモニーとして、1年生から3年生が集まる体育館にて菊理の雅楽演奏と舞をお楽しみいただきました。
内容
開催日時:令和6年1月9日(火)9時30分~(約15分間)
女子生徒さんにサポートいただき入場
この日は前芝中学校で45年続く伝統行事「百人一首大会」。
歴代校長先生からの「生徒に日本の古典に親しむ機会を作ってあげたい」とのご要望から、隔年で演奏を承っており、今回で5回目となります。
「子どもにこそ ”本物の”日本伝統文化” を!」との私達の理念から、今回も菊理は平安時代の服装「狩衣(かりぎぬ)」「袿(うちぎ)」で出演しました。
平安時代の女性の服装「袿」は裾がとても長いため、2人の女子生徒さんに引きずらないよう裾を持ち上げるサポート役をお願いしました。
「どうやって持ったらいいですか?」
「緊張する~!」と言いながら
キャッキャと楽しそうに頑張ってくれました。
3種類の楽器による『越殿楽(えてんらく)』演奏と解説
学校の音楽や古典の授業で雅楽を「知識」として習ってはいても、生の演奏を見る機会はあまりありません。
そこで菊理は演奏前に必ず
①楽曲の解説
②演奏の聴きどころ
を、なるべく簡単で分かりやすい言葉でお話します。
演奏曲は「越殿楽(えてんらく)」からスタートです。越殿楽は中学校の音楽の教科書に載っていますし、お正月の神社や神社の結婚式でよく流れていますので「聴いたことがある」方は少なくありません。でも生演奏を見るのは初めてという方がほとんどですので、
雅楽の吹奏楽器3種類
①笙(しょう)
②篳篥(ひちりき)
③龍笛(りゅうてき)
を、順番に持ち替えて演奏しました。
大勢の合奏の中では、どの楽器がどんな音色かが分かりにくいものですが、菊理オリジナルの「楽器を持ち替えながら」演奏するスタイルは、それぞれの楽器の音色の違いがはっきりと聴き取れ、「楽器の音色の違いや特徴がおもしろかった」といった感想を頂く大好評のプログラムです。
♦使用した3種類の楽器
▷解説付き雅楽生演奏についてのお問い合わせはこちら→お問い合わせ
龍笛から笙、笙から篳篥へと、順番に持ち替えての演奏は、楽器の音色が変わるだけで、同じ曲の同じ場所でも、メロディーの印象が大きく変わります。
前半の「龍笛と笙」の二重奏は、優しく優雅な雰囲気、
後半の「笙と篳篥」の二重奏は、ダイナミックで力強い雰囲気となります。
先生方や生徒さん達は、どちらの楽器の組み合わせがお気に召されたしょうか。
この記事をご覧のあなたも、そんな菊理のファンタジックな演奏を聴いてみませんか。
優雅な平安の舞「越天楽今様」
最後に「越殿楽」のメロディーに歌詞をつけた「越天楽今様」で舞を舞いました。越天楽今様は日本最古の歌謡とされ、音楽の教科書にも掲載されています。
現代の音楽とまったく違うリズム感、テンポ感や、優雅でゆったりとした舞の動きに「平安時代にタイムスリップしたみたい!」と大好評でした。
先生、生徒さん達の感想
今日は、すばらしい演奏と舞をありがとうございました。初めて「生」で聞いたり見たりして、感動しました。平安時代からこれが引き継がれ、今もそれを伝承しようと活動されているかたがいることに感動しました。時間が限られていたので もっと多くのことを聞いたり見たりしたかったです。出前授業にも興味があるので機会があればぜひ来ていただきたいと思いました。貴重な経験を子どもたちができたことに感謝いたします。本当にありがとうございました。そして、これからも各地での演奏活動や普及活動をがんばってください。
ちょうど大河ドラマの「光る君へ」を見た後だったこともあり平安の雰囲気を感じさせて頂きました。なんとなく、ドラマとリンクした様な気分になり、とても良かったです。ありがとうございました。
しゃべり方や動きがゆったりしていて すごい優雅な雰囲気だったし、舞も昔の踊りはこういう感じだったんだと思い、昔の雰囲気を楽しむことができました。トークも上手で時間いっぱいまで演奏してくださって僕もこれだけしゃべれるようになりたいなと思いました。
時間の流れがゆったり感じられました。雅楽を生で見れて良さが分かりました。どの楽器がどんな音を出すのかを学ぶことができました。演奏中の楽器のもちかえがきれいで また、たいせいもきれいで見とれました。
校長先生が十二単の着付け体験!
最後に、校長先生に平安時代の服装「袿」を着装体験したところ「華やかで豪華ですね!」とお喜びいただきました。
衣裳紹介
菊理の出張演奏は衣裳も見どころのひとつ。
今回は、雅楽が一番盛んだった平安時代の装束(衣裳)で演奏しています。
● 女性装束:袿(うちぎ)装束
・袿
黄色地に 桃色向蝶丸文の 袿
(きいろじに ももいろむかいちょうまるもんの うちぎ)
・単衣
朱色の単衣
(しゅいろの ひとえ)
・長袴
緋色の長袴
(ひいろの ながばかま)
・檜扇
蓬莱山
(ほうらいさん)
● 男性装束:狩衣(かりぎぬ)装束
・狩衣
紺色 輪無唐草文地に 雲鶴文の 狩衣
(こんいろ わなしからくさもんじに うんかくもんの かりぎぬ)
・単
朱色の単
(しゅいろの ひとえ)
・指貫
薄いオレンジ色地に 八藤丸文の 指貫
(うすいオレンジいろじに やつふじのまるもんの さしぬき)
・高烏帽子
(たかえぼし)
※上記装束は販売もしております。どうぞお気軽にこちら へお問い合わせください。
概要
菊理は「子ども達の知的好奇心を育む、見ても楽しい雅楽」
をお届けします。
教育機関、施設に向け
音楽鑑賞会・芸術鑑賞会・雅楽ワークショップ・学校公演(小学校、中学校、高等学校)など
各種イベントのご提案をします。
お客様のご希望や、会場の雰囲気にマッチした
様々な演出もご提案しますので
どうぞお気軽にお問い合わせください。
安心・丁寧な対応を致します。
全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
雅楽二重奏「菊理」
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家
0532-34-7150
090-2577-0958(担当:近藤)