雅楽の音色でお堀めぐり『特別運行 雅楽舟』|静岡市駿府城公園

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菊理は夏休み後半の土曜日、静岡市駿府城公園内堀を回遊する観光船「葵舟」において、
葵舟を管轄する静岡市観光・MICE推進課及び、葵舟の運航管理会社TOKAIケーブルネットワークとタイアップした共同企画『特別運行 雅楽舟』を実施し、船上で雅楽の生演奏を披露しました。


菊理は「解説を交えた雅楽生演奏」を得意としており、全国各地で行っています。

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雅楽の音色と水辺のせせらぎで特別な空間に誘います

雅楽の音色でお堀めぐり「特別運行 雅楽舟」

開催日時:令和4年8月20日・27日、9月3日 (全て土曜日)
     各日17時30分~と18時30分~の2回運行(計6運航)

『ほら貝の響きで出航!』

今回運航の特別企画「雅楽舟」は「静岡の歴史文化を身近に感じよう」というコンセプトで開催されました。

駿府城公園といえば徳川家康公が晩年を過ごしたお城。徳川家康公の生きた戦国時代をイメージさせる演出として、まずは「ほら貝」の響きで出航しました。

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勇壮なほら貝が駿府城に響きました(1便:17時30分発)

駿府城公園の東御門を出発し約40分のお堀めぐりのスタートです。船上のお客様はもとより、沿道の皆さんもビックリしながらも撮影を楽しまれていました

夕景の出発はとても神秘的です(2便:18時30分発)

『越殿楽(えてんらく)』演奏と楽曲解説

勇壮な法螺貝の吹奏から出港のご挨拶に続き、まずは雅楽の代表曲「越殿楽」の演奏からお聞きいただきました。

「越殿楽」は、結婚式やお正月の神社などでよく演奏されるおめでたい祝賀曲ですが、作者や作られた年代などは全く伝わっていない、雅楽の不思議の一つです。

雅楽舟にご乗船のお客様方も、「この曲、聴いたことあるある」といったご様子で、リラックスして聴き入っていらっしゃいました。

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めずらしい雅楽を間近で写真撮影できるのも船上のお楽しみの1つ

偶然お堀の周りに居合わせた方々も、時ならぬみやびな雅楽の音色に、暫し足を止めて聞き入ってくださったり、写真を撮ったりされてました。

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『家康公クイズ』雅楽と静岡市のかかわり

静岡市とゆかりの深い徳川家康公は、戦国時代の戦乱によって衰退していた雅楽を手厚く庇護しました。雅楽にとって家康公は恩人のような存在です。

また、静岡市には源義経公が演奏した雅楽楽器「龍笛(りゅうてき:横笛)が今も残るお寺があったり、徳川斉昭公自作で愛用した琵琶が神社に奉納されていたりと、雅楽との関りがとても深いことなどをクイズを交えて解説しました。

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凜とした佇まいの駿府城隅櫓をバックに内堀を滑るように進む雅楽舟

『陪臚(ばいろ)』演奏と楽曲解説

家康公クイズに続いては2曲目の雅楽演奏。
奈良時代に現在のベトナム辺りから伝来し、西暦752年の東大寺大仏開眼供養で演奏されたと伝わる、とても歴史の古い「陪臚(ばいろ)」という曲をお聞きいただきました。

この「陪臚」は古来より戦勝祈願によく演奏された、さまざまな伝承が伝わる古曲です。
現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する源頼朝や義経の祖先にあたる八幡太郎義家と陪臚の不思議な伝説をご紹介しました。

「へぇ~」とお客様も身を乗り出して聞き入っておられました。

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「誰かに話したくなる」不思議な伝承をもつ雅楽曲「陪臚(ばいろ)をご紹介

『めずらしい雅楽楽器の解説&楽器クイズ』

雅楽や数々の雅楽楽器は、奈良時代にシルクロードを渡って仏教と共に日本に伝来しました。そんな雅楽の歴史や楽器についての解説を、クイズ形式でご紹介しました。

めずらしい楽器のお話には、メモを取られる熱心なお客様も多くいらっしゃいました。

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雅楽の楽器解説には実演をまじえてやさしく詳しく解説します


「龍笛(りゅうてき)」「篳篥(ひちりき)」「笙(しょう)」などは、現代のクラシック音楽のオーケストラでも使われている、ポピュラーな楽器のご先祖様にあたります。

答えを知りたい方は、歴史のお話しやクイズを交えた、楽しい菊理のカルチャーコンサートにぜひお越しくださいね。

菊理の楽しい楽器クイズは毎回大好評!

菊理はお客様の年齢層やその場の雰囲気、景色に応じて臨機応変にお話や演奏することを得意としています。


今回の雅楽舟は全6便(3日間)運行しましたが、毎回お客様によって少しずつ内容を変え、船頭さんからも「毎回楽しいね」と仰っていただきました。

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『エンディング』

さて楽しい時間もそろそろ終わりに近付いてきました。

雅楽舟の締めくくりは、やはり皆さんのお耳馴染みの越殿楽の生演奏。なんとなくでも、聞いたことのあるメロディーは安心して聞いていただけます。

菊理のお話に、多くのお客様が熱心にメモを取ってみえました

ご乗船のお客様も名残惜しそうに耳を傾けてくださっていました。

夕暮れのお堀は水鏡が美しく幻想的です

さぁいよいよ東門下の桟橋に到着です。「帰ってきましたよ~」と、法螺貝で到着の合図。

係員さんの「お帰りなさい」で、楽しかった40分の雅楽舟も無事にお開きです。

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衣裳紹介

● 透かし織り装束(桜色)
 (すかしおりしょうぞく)
 ・エンジ色切袴


● 透かし織り装束(紫色)
 (すかしおりしょうぞく)
 ・烏帽子
 ・濃い緑色切袴

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お客様の声

雅楽舟にご乗船頂いたお客様からは、とても嬉しいお声をたくさんいただきましたので、一部をご紹介します。

全て良かったです!!なかなか生で聴くことのできない雅楽を、優雅に葵舟で楽しめて、とてもすてきな体験でした。トークも楽しかったです。

始めて乗って、とても気分がよかったです 皆様に話します。

優雅なひとときを過ごさせてもらいました いつもみているお堀ではなく どこか他の世界に入ったようなひとときでした。

当日概要

演奏内容(40分)

●演奏内容:古典雅楽曲3曲、楽曲・楽器の紹介解説、クイズ
●演奏場所:葵舟船上(駿府城公園内堀を回遊) 
●音響:ネックマイク1本/主催者手配
●照明:ランタン2台/菊理オプション機材
●衣裳:透かし織り装束

菊理カルチャーコンサートの動画はこちらをご覧ください

今回は『雅楽と静岡市、徳川家康公とのつながり』を中心に雅楽の歴史や楽器紹介、雅楽曲の楽しみ方を生演奏と解説、クイズなどを交えてお届けしました。

雅楽は歴史が古く、さまざまな日本の美術工芸、服飾文化、古典文学など日本の歴史や文化に大きな影響を与えています。

菊理は雅楽を音楽として聴くだけでは無く、
大人から子どもまで見ても楽しめ、
楽しみながら知識を深められる「カルチャーコンサート」を各地で開催しています。
学校、美術館、図書館、博物館などの公共施設にもおすすめの内容です。

学習プログラムにぜひ菊理のカルチャーコンサートをお役立てください。

菊理は多くのイベントや学校公演に長年携わり
演奏実績、経験が豊富です。

CDや録音音源では絶対に成し得ない
生演奏ならではの感動と迫力をお届けしています。

解説付きコンサート、カルチャーコンサートを
ステージイベントだけでなく配信などにも
幅広く対応致します。

全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

雅楽二重奏「菊理」
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家

0532-34-7150
090-2577-0958(担当:近藤)

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