納品事例:紫色地に向蝶文の小袿、単衣、長袴(女性装束)
菊理のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
このページでは、お客様にご納品した装束の事例と、仕立てまでの流れの一例をご案内します。
今回ご紹介の「小袿(こうちぎ)」は平安時代の高貴な女性の装束で、
「単衣(ひとえ)」と「長袴(ながばかま)」の上にこの「小袿」を羽織り、日常着としていました。
Kimono of aristocratic women in medieval Japan “Junihitoe”
Women’s costumes in the Tale of Genji
装束詳細
・名称:小袿
・表地:古代紫色
・地紋:四ツ目菱文(よつめひしもん)
・上紋:白色の向蝶文(むかいちょうもん)
・裏地:紫紺色
・中陪:薄い藤色
【この生地には同じシリーズで地色が赤色、朱色、薄紫色がありますが在庫わずかの為、お問い合わせください】
【菊理がご提案する装束のポイント】
化繊で製作・・・なぜ?
・正絹より安い!
・お手入れが楽!
コーディネート例
同じ小袿でも中に着る単衣で印象がガラッと変わりますね!
お客様のご希望
・演奏発表会に着たいので、楽器を演奏しても苦しくない楽な着心地のものが欲しい
・ラッキーカラーが紫色なので紫色の生地で仕立ててほしい
・コーディネートを色んなパターンで楽しめるようにしてほしい
ご納品装束の詳細
・小袿:色柄のご希望を伺い、ご提案を18通りに絞り、生地見本から3点を選択
・単衣:菱文様の朱鷺色、薄黄色の2着
・長袴:濃色(こきいろ:深い紫色)と朱色の2着
しなやかな生地
紐先龍鼓付き(白色糸)
・製作期間:7ヶ月
・お客様とのお打ち合わせ方法:電話、メール、facebookメッセンジャー、直接対面
単衣は他に「萌黄色」「朱色」「白色」が選べます。
<袴はこんなにバリエーション豊富>
- 長さ:長袴、切袴(足首までの長さ)
- 色 :濃色、エンジ色、緋色、藤色、朱鷺色(桃色)、白色
- 生地:張りのあるしっかりとした生地、しなやかで柔らかい生地
- 龍鼓:あり(袴同色糸、白色糸)、なし
など、お客様のご希望でお仕立てします。
(※生地在庫の関係で、ご希望に沿えない場合があります)
参考動画 Product video
とっても高貴でキレイ~!!
中に着る単衣でガラッと印象が変わるね!
でも、コーディネートってどうやって決めるの?
なんだか難しそう…💦
このお客様は和楽器を演奏する方で、演奏会ごとに、装束の組み合わせが変えられるようにしたいってご希望だったんだ。
だからなるべく多くのパターンが楽しめるよう、可能な限りの生地を揃えて、とことんお客様とお打ち合わせを重ねていったんだ。
だから出来上がった時、お客様はとっても喜ばれた。オーダーメイドならでは、だね!
菊理は
「装束がほしいけど、何をどのように注文して良いか分らない」という方のために
「色柄」「仕様」などの細かな希望や「ご予算」を親切丁寧にお伺いして
「あなただけの一着」をお仕立てします。
装束は専門用語が多く、分かりづらいことも多いかと思います。
メールなど、文字や文章ではニュアンスが伝わらなかったり、誤解や思い違いなども起こりやすいので、
お電話や、Zoom、LINEなどのオンラインでもご対応させて頂きます。
できるだけ専門用語を使わず、どんな小さなご質問でも、何回でも、とことんお答えします。
ぜひお気軽にお問い合わせください
「菊理」
0532-34-7150
090-2577-0958(近藤:直通)
※掲載写真はお客様のご理解、ご了承を得ています。
【禁】画像等の無断転載、無断使用は固く禁じます。
※注1:記事内の色彩名はサイト主の主観で表記しており、厳格なものではありません。
※注2:記事内の色調はご覧になるモニター、ディスプレーにより差異があることをご承知ください。