「自治会敬老祝賀会」にて体験型雅楽演奏&トークステージ|出張演奏事例
菊理のホームページをご覧いただきありがとうございます。
今回は令和7年9月14日に愛知県豊橋市野依町自治会主催で開かれた「敬老祝賀会」で、菊理の雅楽をお楽しみいただいた様子をご紹介します。

菊理がユニット活動をはじめた今から約10年ほど前のこと、
樹齢400年とも言われる「しだれ桜」で有名な野依八幡社境内にて、満開の夜桜を背景に演奏させていただき、野依地域の皆さんにとてもあたたかく迎えていただきました。
それをきっかけに、毎年盛大に催されている「春のしだれ桜まつり」にもお誘いいただき、毎年のように演奏の機会をいただいてきました。
そのようなことから野依町は菊理にとって、たいへんご縁の深い大切な場所です。
菊理の演奏を楽しみにしてくださっている野依の皆さんなのですが、コロナ禍以降はなかなか演奏をご覧いただく機会がなかったところへ、
野依の自治会長さんから
「町のみんなに生演奏を見せてあげたい」
「久しぶりに楽しいトークも聞きたい」
と、温かいオファーをいただき、久しぶりに野依の皆さんの前で演奏させていただく運びとなりました。
楽器の解説
「雅楽の楽器を初めて見た」という方は少なくありません。今回のステージでも生の雅楽は初めてという方が大勢みえましたので、最初に雅楽の楽器を分かりやすく解説してから演奏に入りました。

雅楽の吹奏楽器は「龍笛(りゅうてき)」「篳篥(ひちりき)」「鳳笙(ほうしょう)」の三種類。
まずは横笛の龍笛の解説から。龍笛は天地を翔ける「龍の鳴き声」を表すと言われ、シルクロード伝来の古い横笛です。

次に「鳳笙」の解説です。鳳凰が羽を休めている姿を楽器にしたと言われ、その音色は「天空から降りそそぐ光」と例えられます。
最後はたて笛の「篳篥」。篳篥は大地の人間の声を表すと言われ、ダイナミックな音色が特徴です。
三種類の楽器による「越殿楽(えてんらく)」演奏

菊理は「雅楽の音色の多彩さや、それぞれの楽器の違いをより多くの方に知っていただきたい」との思いから、笙・篳篥・龍笛、三種類すべての楽器を1曲の中で楽器を持ち替えながら、吹き分けて演奏しています。
「どの楽器の音色が ” いいな ” って思われました?」
と皆さんにお聞きしたところ、1番人気はみやびな和音が魅力の「笙」でした。

古より「他管に手を出すべからず」と言われる雅楽の世界。多くの雅楽演奏者は、笙・篳篥・龍笛のいずれか一つを専門とし、他の楽器を演奏することはあまりありませんが、「雅楽の奥深さを見てほしい」「雅楽のファンを増やしたい」を信条とする菊理は、敢えてそれらに拘らず雅楽器全般を演奏、指導します。そんな菊理だからこそ可能な、特徴的な演奏スタイルです。
「私は龍笛の音色がきれいだと思った」
「篳篥はあんな小さな楽器なのに、とても大きな音でびっくりした!」
篳篥や龍笛の音が良かったという声も多く、雅楽を初めて見る方にも毎回大好評のプログラムです。
雅楽の楽器を体験してみよう!
菊理が提供する雅楽の楽しみ方は「演奏を聴く」だけではありません。実際に楽器に触れ、音を出してみる体験を通じて、雅楽の楽しさや奥深さを感じられる「雅楽楽器の体験会」も大好評!
🔴雅楽の横笛「龍笛」を体験してみよう

今回は、2人の男子中学生が手を挙げてくれ、楽器体験にチャレンジしてくれました。
龍笛はなかなか音が出ず少し戸惑う様子もありましたが、篳篥は2人共すぐに音を鳴らすことができ、力強い音色を響かせていました。
🔴雅楽のたて笛「篳篥」を体験してみよう

体験後に「どちらの楽器が好き?」と尋ねると、2人とも口をそろえて「龍笛がおもしろかった!」との感想。新鮮な体験を楽しんでくれた様子に、こちらも嬉しくなりました。
また、地域の皆さまも温かく見守ってくださり、会場全体にやわらかな雰囲気が広がっていました。
菊理は小中高校の体験授業や大学ゼミなど教育機関向けの「雅楽体験」をご用意しています。詳しくはお問い合わせ
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衣裳の解説
菊理の雅楽ステージでは、音楽だけでなく雅やかな衣裳も大きな魅力のひとつです。
今回は、平安時代の男性貴族が日常に用いた「狩衣(かりぎぬ)」と、子どもの装束「水干(すいかん)」をご覧いただきました。
🔴平安貴族の男性装束「狩衣」解説

狩衣は千年前の“カジュアルウェア”ともいえる衣裳で、軽快で動きやすいのが特徴です。多彩な色柄があり、衣装の販売を手掛ける菊理が販売する狩衣も、バリエーション豊富でとても人気です。
一方の水干(童水干)は狩衣に似ていますが、首回りの留め方が狩衣と違い、紐で結ぶ仕様になっており、胸元や背中、袖に「菊綴(きくとじ)」と呼ばれる飾りが付いている点が大きな特徴です。菊綴は本来ほころび止めの役割でしたが、やがて装飾として発展定着しました。
🔴子どもの装束「水干」解説

写真でも、胸元に白い丸い飾り「菊綴」が縦に二つ並んでいるのがお分かりいただけるでしょう。
越天楽今様の合唱と優雅な舞
プログラム後半は「越天楽今様(えてんらくいまよう)」をみんなで合唱。
ちなみに「今様(いまよう)」とは、平安時代の流行歌のこと。越天楽のメロディに歌詞をつけて歌うスタイルが広まり、今でも音楽の教科書に取り上げられています。

事前に歌詞のデータをお渡しし、会場の皆さんには印刷したものをお配りいただいていましたので、少し合わせ練習をしただけで、すぐに大合唱に!
やはり年代的に思い出のある曲だったようです。

皆さんの歌に合わせて舞を舞い、美しい舞の世界をご覧いただきました。参加者さんからは、
「久しぶりに歌う楽しさを感じたよ」
「舞と歌の調和が本当に素晴らしかった」
といった感想も寄せられ、会場は温かい拍手に包まれました。

菊理は50年の豊富な実績と経験でさまざまなご希望に対応します。
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雅楽二重奏「菊理」
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