「おひなさまになろう!親子向け十二単衣装体験」と「雅楽鑑賞会」岡部宿大旅籠柏屋|衣裳体験・出張演奏事例
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令和7年3月8日(土) 静岡県藤枝市の東海道旧岡部宿大旅籠柏屋様で行われた「大旅籠柏屋ひなまつり」イベントで、お子様やご家族向けの十二単着付け体験と雅楽演奏を担当しました。

内容
昨年に引き続きのご依頼で、昨年は予想を上回るあまりにも多くの体験希望者がお越しになられました。
そこで今回は午前、午後の2部制とし
「着付け体験」は午前、午後各1時間枠でそれぞれ10組先着順
「雅楽の演奏鑑賞」は午前と午後の2回で各20分間としました。
おひなさま着付け体験

昨年初開催された「おひなさま体験」が大好評だったことから、今年は新たに金屛風や和傘、つるし飾りのフォトスポットが設置され、さらに写真映えアップ!

菊理の子ども用の「かんたん子ども十二単」や「子ども狩衣水干装束」、大人用の「平安装束」は洋服の上から簡単に着られるので、着付け時間はたったの2分!
各時間内に記念写真をいっぱい撮ることができました。

お姫様の十二単は「赤色」か「紫色」が選べ、サイズは3才、5才、7才用をご用意しています。そしておひなさまと言えば豪華な「檜扇(ひおうぎ)」が無くてはならないアイテム! 職人さんが手描きで仕上げた本物の伝統工芸品の「檜扇」もご用意しました。

子ども用の装束だけでなく、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、ご家族で楽しめるよう、菊理は大人用の衣裳もご用意しています。初めて見る本格的な衣裳に大人も子どももドキドキ、ワクワク!

笑顔いっぱいのご家族揃っての記念撮影は
「楽しかった!」
「意外に軽い衣裳でびっくり!」
「きれいな衣裳にドキドキしました!」
今回の衣裳体験を通じて1000年前の「美しい平安時代の装束文化」を知り、「いにしえより現代に息づく日本の伝統文化」のすばらしさを誇りに思っていただけたらと思います。
3種類の楽器による『越殿楽(えてんらく)』演奏
毎年2月から3月にかけて静岡県藤枝市「岡部宿大旅籠柏屋」では「ひなまつり」イベントが企画開催され日本最大級の等身大ひな人形5段飾りや江戸時代の御殿飾りが飾られます。菊理はこの華やかなイベントに昨年に続き2度目の出演依頼を頂きました。

昨年の演奏は1回のみでしたが、好評だったことから今年は午前午後の2回演奏となり、多くのお客様に菊理の雅楽をお楽しみいただくことができました。
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雅楽はあまり間近で見ることがない珍しい音楽で「雅楽を見るのは初めて」という方は少なくありません。そこで菊理は演奏前になるべく分かりやすい言葉で楽器や曲の解説からスタートしています。

多くの雅楽演奏会ではオーケストラのように多くの種類の楽器を大人数で演奏するスタイルが一般的。ダイナミックな合奏はオーケストラの醍醐味ですがその反面、どの楽器がどんな音色を出しているのか分かりにくいものです。
でも珍しい雅楽楽器たちがそれぞれどんな音色でどんな旋律を奏でているか、知ってみたくありませんか?

菊理オリジナルの演奏方法はそんな悩みを解決!雅楽の珍しい楽器「笙」「篳篥」「龍笛」といったそれぞれの「楽器を持ち替えながらの演奏」は音色の違いがはっきりと聴き取れ、「楽器の音色の違いや特徴がおもしろかった」といった感想を頂く大好評のプログラムです。
そして一曲目は雅楽で一番有名な「越殿楽」。雅楽は知らなくても「なんとなくどこかで聴いたことがある」という、中学校の音楽でも取り上げられている楽曲です。
♦過去の解説付きコンサートについてはこちらをご覧はください♦
龍笛から笙、笙から篳篥へと、順番に持ち替えての演奏で聴く雅楽は、楽器の音色が変わるだけでなく同じ曲の同じフレーズでも、メロディーの印象が大きく変わり新鮮な驚きと感動を覚えます。
◆演奏した3種類の楽器



▷前半の「龍笛と笙の二重奏」は優しく優雅な雰囲気、
▷後半の「笙と篳篥の二重奏」はダイナミックで力強い雰囲気に。
この記事をご覧のあなたも、そんな菊理のファンタジックな演奏を聴いてみませんか
優雅な平安の舞「越天楽今様(えてんらくいまよう)」
続いては「越殿楽」のメロディーに歌詞をつけた「越天楽今様」を伴奏とする舞(踊り)をご覧いただきました。越天楽今様は日本最古の歌謡とされ、この曲も音楽の教科書で取り上げられている有名曲です

現代のアップテンポなダンス・ミュージックとはまったく違う、ゆったりとしたリズム感、テンポ感の伴奏で舞われる優雅な舞の動きは「平安時代にタイムスリップしたみたい!」と大好評!

みやびな舞と、しっとり響く篳篥の音色に加え檜扇や衣裳の美しさも必見!写真を撮ったり動画を撮影するお客様が大勢いらっしゃいました。
ちょこっと「雅楽体験」

菊理はできるだけお客様にいろいろな体験をして頂きたいと常に思っています。今回の演奏会でも「ちょこっと雅楽体験」として雅楽の横笛「龍笛(りゅうてき)」をお客様に体験していただきました。
「案外むずかしい!」
「篠笛はやったことあるけど全然違いますね!」
初めてふれる龍笛に大盛り上がりでした。
お客さまとの記念撮影タイム

また、演奏会の後はこれも毎回大好評のお客様との記念撮影タイム。毎回「一緒に撮らせて」と大好評で、今回も多くのお客様とご一緒に撮らせて頂きました。
衣裳紹介
菊理の出張演奏は衣裳も見どころのひとつ。今回は雅楽が一番盛んだった平安時代の装束(衣裳)で演奏しています。

「ひなまつり」ということで、お雛様が着ている「十二単(じゅうにひとえ)」で演奏したいところですが、さすがに10kg以上ある重厚な十二単では演奏も舞もできません。そこで、平安時代の高貴な貴族女性が日頃着ていた袿と袴姿、男性は平安貴族の普段着「狩衣(かりぎぬ)装束」を着て演奏しました。
昨年(令和6年)のNHK大河ドラマ「光る君へ」や、アニメ「おじゃる丸」をイメージしてみてくださいね。
●女性装束:袿(うちぎ)装束
・袿:黄色地に 朱色向蝶文の 袿(きいろじに しゅいろむかいちょうもんの うちき)
・単衣:薄桃色菱文様の単衣(うすももいろ ひしもんようの ひとえ)
・長袴:緋色の長袴(ひいろの ながばかま)
・檜扇:蓬莱山(ほうらいさん)
●男性装束:狩衣(かりぎぬ)装束
・狩衣:濃紺地に 金色雲鶴文の 狩衣(のうこんじに きんいろうんかくもんの かりぎぬ)
・袴:濃い緑色の袴(こいみどりいろの はかま)
・高烏帽子(たかえぼし)
※上記装束は販売もしております。どうぞお気軽にこちら へお問い合わせください
概要
菊理は多くのイベント出演に長年携わり
演奏実績、経験が豊富です
CDや録音音源では絶対に成し得ない
生演奏ならではの感動と迫力をお届けしています。
解説付きコンサート、カルチャーコンサートを
ステージイベントだけでなく配信などにも
幅広く対応致します
全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
雅楽二重奏「菊理」
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