「二川宿本陣ひなまつり雅楽演奏会」楽器や楽曲の解説付き雅楽演奏会に出演しました/お客様の声も紹介|出張演奏事例
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令和7年2月23日(祝・日)「二川宿本陣ひなまつり」にて多くのお客様に雅楽演奏をお楽しみいただきました。

内容
3種類の楽器による『越殿楽(えてんらく)』演奏
毎年2月から3月にかけて愛知県豊橋市の「二川宿本陣資料館」では「二川本陣ひなまつり」が企画開催され江戸時代から平成までの内裏雛、御殿飾りや七段飾り、つるし飾りなどが飾られます。菊理はこの華やかなイベントに毎年出演のご依頼を頂いています。
しかし昨年は施設改修による休館のため、菊理の雅楽演奏をご覧いただくことが出来ませんでした。今年はようやく2年ぶりに皆さんの前で演奏ができ、多くのお客様に菊理の雅楽をお楽しみいただくことができました。
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雅楽はあまり間近で見ることがない珍しい音楽で「雅楽を見るのは初めて」という方は少なくありません。そこで菊理は演奏前になるべく分かりやすい言葉で楽器や曲の解説からスタートしています。

多くの雅楽演奏会ではオーケストラのように多くの種類の楽器を、大人数で演奏するスタイルが一般的です。ダイナミックな合奏はオーケストラの醍醐味ですがその反面、どの楽器がどんな音色を出しているのか分かりにくいものです。
でも珍しい雅楽楽器たちが、個々にはどんな音色でどんな旋律を奏でているか、知ってみたくありませんか?

菊理オリジナルの演奏方法はそんな悩みを解決!雅楽の珍しい楽器「笙」「篳篥」「龍笛」といったそれぞれの「楽器を持ち替えながらの演奏」は音色の違いがはっきりと聴き取れ、「楽器の音色の違いや特徴がおもしろかった」といった感想を頂く大好評のプログラムです。
そして一曲目は雅楽で一番有名な「越殿楽」。雅楽は知らなくても「なんとなくどこかで聴いたことがある」という、中学校の音楽でも取り上げられている楽曲です。
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龍笛から笙、笙から篳篥へと、順番に持ち替えての演奏で聴く雅楽は、楽器の音色が変わるだけでなく同じ曲の同じフレーズでも、メロディーの印象が大きく変わり新鮮な驚きと感動を覚えます。
◆演奏した3種類の楽器



▷前半の「龍笛と笙の二重奏」は優しく優雅な雰囲気、
▷後半の「笙と篳篥の二重奏」はダイナミックで力強い雰囲気に。
この記事をご覧のあなたも、そんな菊理のファンタジックな演奏を聴いてみませんか
装束(衣裳)解説

続いてこれも菊理の大好評プログラム「雅楽カルチャー講座」。菊理のカルチャー講座は雅楽や雅楽にまつわる歴史や文化、文学、服飾など、だれかにちょっと自慢したくなる「へぇ~っ!」がいっぱいです。今回は平安時代の男性装束「狩衣(かりぎぬ)」や女性装束「袿(うちき)」を、クイズを交えて分かりやすく解説しました。
神秘的な和音が響く「鳳笙の二重奏」

2曲目は「鳳笙の二重奏」。鳳笙は「天空から降りそそぐ光」を表すと言われ、遥か悠久の昔1400年以上前に中国大陸からシルクロードを渡って日本に伝わった由緒ある古楽器です。
会場は和音の神秘的な音色が響き、時々目を閉じてうっとりと聴き入っておられるお客様も。
優雅な平安の舞「越天楽今様(えてんらくいまよう)」
続いては「越殿楽」のメロディーに歌詞をつけた「越天楽今様」を伴奏とする舞(踊り)をご覧いただきました。越天楽今様は日本最古の歌謡とされ、この曲も音楽の教科書で取り上げられている有名曲です

現代のアップテンポなダンス・ミュージックとはまったく違う、ゆったりとしたリズム感、テンポ感の伴奏で舞われる、優雅な舞の動きは「平安時代にタイムスリップしたみたい!」と大好評!

みやびな舞と、しっとりと響く篳篥の音色に加え、檜扇や衣裳の美しさも必見!写真を撮ったり動画を撮影するお客様が大勢いらっしゃいました。
お客さまの声とアンケート結果

>>身近に雅楽を聴くことができ、しかも舞もあり、とてもよかったです。

>>知らない知識を教えてもらい、おひなさまを見る楽しみがふえました。ありがとうございました。楽しかったです。

>>どれをとっても素敵 良い物を見せて頂いて嬉しいです

お客さまとの記念撮影タイム

演奏会の後はお客様との記念撮影タイム。毎回「一緒に撮らせて」と大好評です。
衣裳紹介
菊理の出張演奏は衣裳も見どころのひとつ。今回は、雅楽が一番盛んだった平安時代の装束(衣裳)で演奏しています。

「ひなまつり」がテーマですから、お雛様と言えば「十二単(じゅうにひとえ)」で演奏したいところですが、さすがに10kg以上ある重厚な十二単では演奏も舞もできませんので、高貴な貴族女性が日頃着ていた袿と袴といった出で立ちで演奏をさせていただきました。
男性装束は、昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の中で柄本佑さん扮する藤原道長が、青年時代に着用していた水色の狩衣と黄色の袴をオマージュしています。

●女性装束:袿(うちぎ)装束
・袿:白色地に 二色臥蝶文の 袿(しろいろじに にしょくふせちょうもんの うちき)
・長袴:緋色の長袴(ひいろの ながばかま)
・檜扇:蓬莱山(ほうらいさん)
●男性装束:狩衣(かりぎぬ)装束
・狩衣:水色地に 金色雲鶴文の 狩衣(みずいろじに きんいろうんかくもんの かりぎぬ)
・袴:辛子色の袴(からしいろの はかま)
・高烏帽子(たかえぼし)
※上記装束は販売もしております。どうぞお気軽にこちら へお問い合わせください
概要
菊理は多くのイベント出演に長年携わり
演奏実績、経験が豊富です
CDや録音音源では絶対に成し得ない
生演奏ならではの感動と迫力をお届けしています。
解説付きコンサート、カルチャーコンサートを
ステージイベントだけでなく配信などにも
幅広く対応致します
全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
雅楽二重奏「菊理」
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家
0532-34-7150
090-2577-0958(担当:近藤)
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