「おひなさまみたい!」子ども向け楽器・衣装体験と雅楽鑑賞会/お子さんの声もご紹介|衣装体験・出張演奏・雅楽体験事例
菊理のホームページをご覧いただきありがとうございます。
お子さんの教育に熱心な親子サークル様からのご依頼で、令和6年11月30日(土)雅楽演奏と楽器体験、衣装体験を担当しましたので、その模様をご紹介します。

内容
3才から小学生までのお子さん男女20名と親御さんとの合計36名。雅楽の生演奏を鑑賞後、雅楽の楽器体験と平安時代の衣裳体験をしていただきました。
雅楽の生演奏を見てみよう
◆雅楽の楽器ってどんなもの?

「本物の雅楽って見た事ある?」と聞くとお子さんはもちろん親御さんたちも、ほとんどの方が「見た事ない」とのこと。
なかなか間近で見られない音楽ですので、まずは「笙(しょう)」「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」といった雅楽楽器の説明をお子さんにも分かりやすいよう、なるべく専門用語を使わず解説しました。
◆1曲目 「越殿楽~笙、篳篥、龍笛による~」

1曲目は「笙、篳篥、龍笛の三種類の楽器による越殿楽(えてんらく)」を聴いていただきました。音楽の教科書でも取り上げられ、神社でもよく演奏される有名な曲ですので、親御さんの中は「あ、聴いたことある!」と言われる方も。

説明を聞いてから演奏を見ることで、どれがどんな楽器なのか、形や音色の違いをじっくり知ることが出来ます。サークルの親御さん方はお子さんの教育に力を入れておられ、歴史や古典、伝統芸能にも関心が深く、熱心に聴き入ってくださいました。

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◆2曲目「越天楽今様~歌と舞~」

続いての演奏曲は「歌と舞による “越天楽今様” (えてんらくいまよう)」。
日ごろ目にするアップテンポなダンスとは大きく異なり、檜扇(ひおおぎ:桧の薄板でできた扇子)を手にゆったり優雅に舞います。初めて見る優雅な舞い姿に、
「きれいだった」
「初めて見たけど良かった」
と、キラキラした目で感想を話してくれました。


雅楽の楽器を体験してみよう
◆龍笛を体験してみよう

雅楽の演奏と舞をご覧頂いたあとは雅楽の楽器体験。

まずは横笛の「龍笛(りゅうてき)」の体験からスタート。龍笛は多くの息を使う楽器で、始めの内は音を出すことが難しい楽器です。フルートや篠笛と比べると息を入れる吹き口が大きく、どこにどうやって息を入れるかが大きなポイント!

お子さんと一緒に、パパもママも体験!
◆篳篥を体験してみよう

龍笛の次は縦笛「篳篥(ひちりき)」の体験です。

比較的小さな楽器ですが、思った以上にダイナミックな音が魅力の「篳篥」も大人気! 篳篥は息の力が必要な楽器ですが、菊理オリジナルの「入門者用篳篥」は音を出しやすく調整していますので、男の子も女の子もダイナミックな篳篥の音色を楽しんでくれました。
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ママよりお子さんの方が上手に音が出せていて「ママ、こうやって吹くんだよ」と教えている微笑ましい姿も。菊理オリジナル篳篥なら、5才のお子さんでも上手に吹けますよ。

優雅な平安時代の着物を着てみよう

お子さんたちは、菊理が演奏の時に着ていた衣装に最初から興味津津。
そこで最後に今回のハイライト、千年前の平安時代の着物「狩衣(かりぎぬ)」「袿(うちぎ)」の着付け体験です。

親御さんたちもお子さんとご一緒に装束体験を楽しまれました。ご用意したのは平安時代に男性貴族が着ていた「狩衣」と、女性貴族が着ていた「袿」。色や柄もいろいろご用意しましたので、どれを着たいか、色はどれが良いのかを選んでもらいました。

菊理の体験用装束は、パッと羽織るだけの簡単衣装ですので、着付け時間はたったの2分!現代の洋服から、あっという間に千年前のファッションに「平安時代にタイムスリップ!」

「子ども達にこそ ” 本物を体験させてあげたい ” 」との親御さん達の熱い思いに、装束や小物類の他、几帳や毛氈など本物の伝統的な調度品をご用意したところ、主催者様から「学びというのは、やっぱり本物にふれてこそ、ですね」と大変お喜びいただきました。
「いつもママにベッタリだった子が、”ぼく一人でやりたい!”と自ら進んで行動してくれました。我が子の成長の姿を垣間見られて、とても嬉しいです」とのお声も頂きました。雅楽体験や衣裳体験を通じて、お子さんの成長の糧になれたら嬉しく思います。


衣裳紹介
菊理の出張演奏は衣裳も見どころのひとつ。今回は、雅楽が一番盛んだった平安時代の装束(衣裳)で演奏しており、男性装束は令和6年(2024年)のNHK大河ドラマ「光る君へ」で、柄本佑さん扮する藤原道長が青年時代に着用していた水色の狩衣装束をオマージュしています。

●近藤智佳子:袿(うちぎ)装束
・袿:白色地に 二色臥蝶丸文の 袿(しろいろじに にしょくふせちょうまるもんの うちぎ)
・袴:緋色の長袴(ひいろの ながばかま)
●近藤泰史:狩衣(かりぎぬ)装束
・狩衣:水色地に 金色雲鶴文の 狩衣(みずいろじに きんいろうんかくもんの かりぎぬ)
・袴:辛子色の袴(からしいろの はかま)
・高烏帽子(たかえぼし)
◆体験衣装一覧
※上記装束は販売もしております。どうぞお気軽にこちら へお問い合わせください
概要
※ご希望により「楽器や衣装の解説資料」を事前にご提供しております。どうぞお気軽にご要望ください。
菊理は多くのイベント出演に長年携わり
演奏実績、経験が豊富です
CDや録音音源では絶対に成し得ない
生演奏ならではの感動と迫力をお届けしています。
解説付きコンサート、カルチャーコンサートを
ステージイベントだけでなく配信などにも
幅広く対応致します
全国どこへでも出張致しますので
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
雅楽二重奏「菊理」
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家
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090-2577-0958(担当:近藤)
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