外国人VIPのお客様を「おひなさま」でお出迎えしたいとのご依頼|十二単や束帯の解説も併記|出張十二単着付け・子ども十二単着付け・日本文化体験
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令和6年某日、とある外国人VIPのお客様を ” 日本らしく「おひなさま」でお出迎えしたい ” とのご希望により、十二単、束帯の出張着付けとヘアメイク、外国人VIPのお客様への衣裳体験と記念撮影、子どもモデル2名の手配と出張着付けをご依頼頂きました。
菊理は平安時代に最も栄えた雅楽を中心とした
「雅楽の出張演奏」「雅楽の楽器体験」だけでなく「束帯・十二単の出張着付け」「子ども平安衣裳の出張着付け」「出張日本文化体験」が大好評です
内容
「ひなまつりで外国人VIPをお出迎え」演出プラン
【ご依頼】
・外国人VIPのお客様を 日本らしく「おひなさま」でお出迎えしたい
・お迎えした外国人VIPに冠や笏を持ってもらって記念撮影したい
【歓迎パフォーマンスプラン内容】
・十二単、束帯の出張着付けとヘアメイク(成人男性、女性1名ずつ)
・外国人VIPのお客様へ日本文化体験(衣裳体験)
・子ども十二単の出張着付けとヘアメイク(小学生女子2名)
・子どもモデル2名の手配
おひなさま「男雛(おびな)」の服装を解説
今回は「外国人VIPのお客様に ” ひなまつり ” でお迎えしたい」という趣旨から、まずはお内裏さま(お殿様)の衣裳「束帯(そくたい)」という男性の第一礼装をご用意しました。
束帯を着付け順に簡単にご紹介します。
1.薄くメイクしてから「白小袖」を着て「襪」(しとうず:親指の分かれていない靴下)、冠を着けます。
2.「大口袴」(紅色の大きな袴)を着けます(裾から少し見えるように)。
3.「単」(ひとえ)を着て「表袴」(うえのはかま:白色の袴)を着けます。
4.「下襲」(したがさね)「裾」(きょ)を着けます。
5.「袍」(ほう)を着け石帯(せきたい:革のベルト)を当てます。
6.「平緒」(ひらお)で「飾太刀」(かざりたち)を着けます。
7.檜扇、帖紙(たとう)を懐に入れ右手に「笏」を持ち完成です。
※「束帯」は平安時代の貴族男性が朝廷に出仕(出勤)する際の正式な服装。
おひなさまは平安時代の帝(天皇)、皇后のお姿を模しており、男雛(おびな)はこの「束帯」を着た姿で表現されています。
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おひなさま「女雛(めびな)」の服装を解説
お姫さまの衣裳は華やかで豪華な「十二単」をご用意しました。十二単は正式には「五衣唐衣裳」(いつつぎぬからぎぬも)と言い、男性の束帯に相当する第一礼装です。
「十二単って本当に12枚も着てるの?」
そんなご質問もよく頂きますので、十二単も着付け順に簡単にご紹介します。
1.ヘアメイクしてから「白小袖」を着て「襪」(しとうず:親指の分かれていない靴下)「長袴」を着けます。
2.「単衣」(ひとえ:紅色の着物)を着けます
3.「五衣」(いつつぎぬ:5枚の着物)を1枚ずつ着けます。
(今回は下から薄い緑→濃い緑→薄い黄色→山吹色→紅色の5枚)
4.「表着」(うわぎ)を着けます。
5.「唐衣」(からぎぬ)を着けます。
6.「裳」(も)を着けます。
7.帖紙(たとう)を表着の衿の下にはさみ、檜扇は右手で持ち左手は添えます。
(ひな人形と異なり檜扇は開きません)
今回は打衣を省きましたので8枚着ています。十二単という名前は12枚着ているのではなく「十二分に」たくさん着ているということを表しています。
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女性モデルのヘアスタイルは、まず自毛をアップにしてからロングウイッグを着け、髪上げ具として「釵子(さいし)」という金属板を紫の紐と3本の簪(かんざし)で止め、額櫛(ひたいぐし)を着けています。
多くのひな人形は、顔の左右が大きくふくらんだ「大垂髪」(おすべらかし)という江戸時代後期に流行した髪型ですが、今回はより古風な「垂髪」(すいはつ)に釵子を着けたヘアスタイルとしました。
女の子衣裳「袿(うちぎ)」の解説
お内裏さま、お姫さま2名の着付け(ヘアメイク込み)と併せて「外国人VIPへお土産を手渡すプレゼンター」として「女子モデル」が必要とのことで、2名の小学生モデルを手配し、女児用の衣裳として「袿」(うちぎ)を用意しました。
「袿」(うちぎ)は平安時代の女性のふだん着で軽快な衣裳です。こちらも着付け順に簡単にご紹介します。
1.薄くメイクしてから「白小袖」「白足袋」を着けます。
2.エンジ色の切袴を着けます。
3.袿は薄桃色と赤色をご用意し、それぞれ好きな色目を選んでもらいました。
4.草履を履いて完成!
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ご紹介した装束、衣裳は販売もしております
「本格十二単や衣冠束帯の出張着付け」は菊理にお任せください
今回お迎えした外国人VIPの方々やご依頼主様にも「日本の伝統美」に感動され、大変お喜びいただきました。このたびは菊理の「出張十二単、束帯の着付けプラン」をご依頼いただき、ありがとうございました。
プラン概要
菊理の「本格十二単・衣冠束帯の出張着付け」は全国に出張します
イベント、神社仏閣、学校や博物館、外国人観光客への歓迎プログラム、ホテルや旅館、企業様のアトラクションとしてもおすすめです
イベント企画会社、旅行代理店、自治体や企業、団体の企画担当者様など、ぜひお気軽にお問い合わせ ください
菊理は多くのイベントや歓迎レセプション、外国人VIPへのおもてなし演出に長年携わり
実績、経験が豊富です
本物の有職装束や伝統芸能を体験できる
十二単着付けや雅楽体験、セミナーにも
幅広く対応致します。
全国どこへでも出張し感動と迫力をお届けします
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
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雅楽二重奏 菊理
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