「令和六年進雄神社例祭」の雅楽賛助演奏/祭典の式次第についても解説|伶人育成・出張演奏事例

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菊理は神社祭典での雅楽生演奏だけでなく、伶人(雅楽の演奏者)の育成もお受けしています。楽器の持ち方や音の出し方など一からご指導し、演奏技術だけでなく神前、祭典での心得や所作も、きちんとお教えしています。

伶人さん達と一緒に(令和六年十月十三日) 於:進雄神社

現在「笙(しょう)」「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」という雅楽の代表的な3種類の楽器を指導させて頂いている、愛知県豊橋市の南栄進雄神社様より、例大祭での祭典奏楽の賛助をご依頼頂き、ご奉仕させて頂きました。こちらの神社でご指導させて頂いている生徒さん達は4年前から練習をはじめ、3年前の例大祭で伶人デビューし、今回が4度目のお祭りです。これまで月1度のお稽古を重ねてきましたが、伶人の皆さんもお仕事などで十分な練習時間が取れず、まだまだ心もとないとのことから、氏子総代さんからご依頼をいただき、お手伝いさせていただいたものです。

いつかかは菊理の賛助を必要とせず、今稽古に励んでいる神社の伶人さんたちだけで祭典での雅楽を演奏してもらいたいと思っていますので、今回は生徒さんの代表に、式の流れの中のどこで演奏をはじめ、どこで演奏を止めるのかを感じ取ってもらうことに重点を置きました。

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進雄神社例祭 式次第

●で雅楽演奏が入ります

●入場:宮司様、役員、氏子さん方、参列者の入場
 修祓(しゅばつ):お祓い
 一拝(いっぱい):宮司に合わせて全員で一礼
 開扉(かいひ):ご本殿の御扉を開きます
●献饌(けんせん):神様へお供え物を献じます
 祝詞奏上(のりとそうじょう):宮司が神様に祝詞を奏上
●玉串奉奠(たまぐしほうてん):宮司はじめ参列者が神様に玉串をお供えします
●撤饌(てっせん):お供え物を下げます
 閉扉(へいひ):ご本殿の御扉を閉じます
 一拝(いっぱい):祭典の終わりに神様に全員で一礼
●退場:宮司様、役員、氏子さん方、参列者が退場

祭典に参列していても「何をしているのか、よく分からない」という方は少なくありません。伶人さん達には演奏方法だけでなく、式の流れ、どこで雅楽を演奏し始めるか、終わり方、立ち居振る舞いなども丁寧にご指導しています。
※上記の式次第、雅楽奏楽は進雄神社様の例であり、神社によって異なります

愛知県豊橋市南栄鎮座 進雄神社様

コツコツと頑張ってきた成果の演奏は、きっと神様もお喜びいただけたのではないかと思います。宮司様からは「年々上手になってるね。今年は安心して祭典が出来ましたよ」とお言葉を頂き、菊理もとても嬉しく思います。

今回、菊理は篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)でお手伝いをさせていただきました。進雄神社役員さん、氏子総代さん、皆様お世話になりました。

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愛知県豊橋市南栄鎮座 進雄神社様

菊理は、神社や寺院の祭礼は地元の方々が、伶人、楽人をつとめ、地域を盛り上げて頂くのが本来の姿だと思っています。

「敷居が高い」「難しそう」と思われがちな雅楽ですが、菊理は多くの方に安心して雅楽を楽しんでいただけるよう、分かりやすく親切丁寧に心を込めてご指導します。

レッスンは全国へ出張いたします。
「本番までに時間があまりないんだけど」という方もご安心ください。
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文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家
雅楽二重奏「菊理」