『家族で平安装束着付け体験&撮影会』in 林光山欣浄寺|出張着付け体験事例

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菊理は大人から子どもまで楽しめる「平安装束の着付け体験」を全国各地で開催しており
「イベント会場」「神社仏閣」「大学のゼミや学校の特別授業」「博物館・美術館」などで行っていますが

特に今年はNHK大河ドラマ「光る君へ」が大人気なことから、多くの個人や団体、自治体様から文化講座などの開催をご依頼頂いています

各種出張体験の動画はこちらでご覧ください

美しい平安時代の衣装を3世代で体験! 於:林光山欣浄寺(愛知県)

このたび、ご家族での装束体験と撮影会をご依頼頂き
とても雰囲気の良い愛知県岡崎市本宿の林光山欣浄寺様にて平安装束の着付け体験と写真撮影会を行った模様をご紹介します

「親子で平安装束を着て写真を撮ろう!」出張着付け体験

『子ども用平安装束着付け体験』』子ども十二単・水干・狩衣

菊理の着付け体験は1度に大人数の対応も可能です

今回の着付け体験は3世代。祖父母、パパママ、お孫さん達、ママ友とそのお子さん達の総勢10名。

  • 2才女児1名
  • 4才女児1名
  • 小1男子1名
  • 小3女子1名
  • 小3男子1名
  • 大人男性2名
  • 大人女性3名

「子ども十二単」着付け体験

子ども十二単(4才)
子ども十二単(小学校3年生)

現代の着物(和服)の長さ(裾丈)は足首までですが、千年前の平安時代の着物(袿)は裾を長く引いた衣裳です
菊理はお子さんにも平安時代の気分を味わっていただけるよう、大人の装束と同じ本物の装束生地を使用し、大人と同じ正式な仕立てで製作しています

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子ども衣装「水干(すいかん)」着付け体験

子ども十二単と水干(小3女子と小1男子)
座った姿も堂々と

平安時代、元服前の男子は「水干(すいかん)」という動きやすく活動的な衣装を着ていました
本来元服前は烏帽子をかぶらないのですが、菊理の装束体験では故実や伝統にあまり縛られず、雰囲気を楽しむ小道具として、烏帽子や笏などもご用意しています

少年らしい、みずみずしさが素敵ですね!

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狩衣の着付け体験

事前にお子さんたちの身長をお伺いしていましたので、子ども用の水干(すいかん)は大きめと小さめの2種類をご用意。ひょっとしてと大人用の狩衣(かりぎぬ)も用意していましたが、お兄ちゃんが水干を試着したところ、やはり子ども用では小さく、大人用の狩衣の方がしっくりと馴染んでいました

お子さんとは言え現代の小3男子の身長はもう大人並み。平安時代の男子の成人儀礼「元服」は11歳頃から行っていましたので、千年前なら元服が近いお年頃。大人用が似合うのも不思議ではありませんね

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水干と狩衣は首元のデザインが違います

平安時代末の成人男性の平均身長は現代よりずっと低く「157cm」。現代の男性の平均身長に当てはめると157cmは、なんと13歳! 小学校3年生で大人の狩衣が似合うのも納得です。少年らしいフレッシュさと、きりっとした凛々しさが素敵でした
(身長データは2023年政府統計による)

『大人用平安装束着付け体験』袿・狩衣

「袿(うちぎ)」着付け体験

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まるで「光る君へ」の倫子様のサロンのよう!

平安時代の高貴な女性のふだん着は「袿(うちぎ)」。ママたちにはいろいろな色の袿をご用意し、お好きな色柄をお選び頂いて着付け体験をしていただきました。明るく華やかな赤色と、ふわりとした可愛らしい薄桃色の袿姿がとても優雅で美しいですね!

自作の貝覆い(かいおおい:平安女性の遊び)を持参し、まるで大河ドラマ「光る君へ」の世界の邸宅サロンといった、雅な雰囲気を楽しんでいらっしゃいました

「狩衣(かりぎぬ)」着付け体験

大人の男性お二人にもお好きな色柄の狩衣をお選びいただきました。温かみのある明るいオレンジ色と、上品で落ち着きのある濃い緑色がお二人の雰囲気にぴったりで、とてもお似合いです

パパとママの狩衣と袿姿
おじいさま、おばあさまの狩衣と袿姿

それぞれ奥様とご一緒に着装され、まるでプロのモデルさんのように素敵なお姿です。お子さんやお孫さん方がとても嬉しそうにスマホでの撮影を楽しんでいらっしゃったり、またその様子に笑顔が絶えないモデルさんたち。皆さんが楽しそうにされておられる様子は、菊理にとっても至福のひと時です

お子さん達もパパとママの美しい姿の撮影に夢中!

各種装束販売についてのご案内はこちらをご覧ください

『装束の解説』平安時代の服装ってどんなもの?

「十二単(じゅうにひとえ)」とは

千年前の平安時代の衣裳と云えば、おひなさまが着ている豪華な「十二単」が思い浮かびますよね!
正式には「五衣唐衣裳:いつつぎぬからぎぬも」又は「女房装束(にょうぼうしょうぞく)」とも言うのですが、実は十二単は儀式や偉い人の前に出る時にのみ着る「フォーマルウェア」でした

格式の高いあらたまったシーンで着るものですから、高貴な貴族女性でも生涯にわたって着ることは、ほぼ無かったようです

十二単の正式名称は「五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)」

「袿(うちぎ)」とは

平安時代の高貴な貴族女性が、普段着として着ていた装束(着物)を「袿(うちぎ)」といいます。羽織るだけの着付けも簡単で身軽な衣裳です。上級貴族に宮仕え(御主人様やご家族の身の回りのお世話)をしなかった大多数の貴族女性は「袿」を着て一生を過ごしました

大河ドラマ「光る君へ」でも、ほとんどの女性がこの身軽な袿を着ていますね。紫式部も藤原道長邸の宮仕えに上る前は、ほどんどこの袿で日々を過ごしていました

袿姿で平安の遊び「貝合わせ貝覆い」はまさに平安絵巻のよう

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狩衣(かりぎぬ)」とは

狩衣は平安時代の男性貴族のカジュアルファッション。文字通り「狩り(鷹狩り)」の時に着ていた動きやすいスポーツウエアです。大河ドラマ「光る君へ」の劇中では、藤原道長が若い頃に着ている様子が度々紹介されましたが、実際の歴史上の人物としての「藤原道長」もこの狩衣を好んで着ていたと言われています

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平安装束を着て満面の笑顔のママとお子さんたち

もともとは狩衣は、中流、下流貴族の装束でしたが、軽快さと身軽さが好まれ、上流貴族にも ”外出着” として広まっていきました

全員で記念撮影

十二単や狩衣、水干を着た3世代のご家族とママのお友達親子での記念撮影

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今回の「平安装束体験・撮影会」の会場「林光山欣浄寺」様では今秋10月20日(日)に催行される稚児行列のお稚児さんを募集していらっしゃいます

遠方からの参加も可能とのことですので、ご興味がおありの方はお問い合わせください

着付け体験の衣裳紹介

ご用意した衣装(大人用)

平安装束「袿」

・赤色地に三色向蝶文の袿
 (あかいろじにさんしょくむかいちょうもんのうちぎ)

平安装束「袿」

・薄桃色地に三色伏菊文
 (うすももいろじにさんしょくふせぎくもんのうちぎ)

平安装束「袿」

・水色地に白色臥蝶文
 (うすももいろじにさんしょくふせぎくもんのうちぎ)

今回は左側の狩衣をご用意

 ・緑色地に雲鶴文の狩衣
 (みどりいろじにうんかくもんのかりぎぬ)

今回は真ん中の山吹色の狩衣をご用意

 ・山吹色地に雲鶴文の狩衣
 (やまぶきいろじにうんかくもんのかりぎぬ)

ご用意した衣装(子ども用)

左)子ども十二単(7才用) 右)子ども水干(7才用)
子ども十二単(5才用)

※上記装束「袿」「狩衣」などは体験だけでなく販売もしております。購入をご希望もしくはご検討の方は、お気軽にこちら へお問い合わせください

 (この記事でご紹介している装束について、色や柄が廃版となっている場合もございます)

子ども装束販売のご案内はこちらのページをご覧ください

当日概要

体験内容(60分)

●体験内容:平安貴族の衣装着付け体験、子ども衣装着付け体験
●体験会場:林光山欣浄寺 本堂 
●体験人数:10名(大人5名、子ども5名)
●その他 :撮影用小道具(檜扇、笏)、几帳、他/菊理オプション

菊理の「出張体験プラン」は本物の日本文化がお手軽に体験でき、イベント、神社仏閣、学校や博物館、外国人観光客への歓迎プログラム、ホテルや旅館、企業様のアトラクションとしてもおすすめです

体験プランは全国に出張可能です。
イベント企画会社、旅行代理店、自治体や企業、団体の企画担当者様など、ぜひお気軽にお問い合わせ ください

菊理は多くのイベントや歓迎レセプション、学校公演に長年携わり
実績、経験が豊富です

本物の有職装束やしつらえを体験できる
解説付きワークショップ講座、雅楽や服飾文化にまつわるセミナーにも
幅広く対応致します。

全国どこへでも出張し感動と迫力をお届けします
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

時代装束 菊理
雅楽二重奏 菊理
文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力芸術家

0532-34-7150
090-2577-0958(担当:近藤)