納品事例:白色地に二色浮線菊文の小袿、透かし織り単衣(女性装束)
菊理のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
このページでは、お客様にご納品した装束の事例と、仕立てまでの流れの一例をご案内します。
今回ご紹介の「小袿(こうちぎ)」は平安時代の高貴な女性の装束で、
「単衣(ひとえ)」と「長袴(ながばかま)」の上にこの「小袿」を羽織り、日常着としていました。
Kimono of aristocratic women in medieval Japan “Junihitoe”
Women’s costumes in the Tale of Genji
装束詳細
・名称:小袿
・表地:清らかな純白色
・地紋:小葵文(こあおいもん)
・上紋:亜麻色と藤色の二色浮線菊文(ふせんぎくもん)
・裏地:萌黄色
・中陪:蒲公英色(たんぽぽいろ)
【この生地には同じシリーズで、地色が「紫色」「赤色」のものがあります】
【菊理がご提案する装束のポイント】
化繊で製作・・・なぜ?
・正絹より安い!
・お手入れが楽!
コーディネート例
#OOTD
お客様からの特別なご希望
・巫女舞を舞うための装束なので、なるべく軽い仕立てにしてほしい
・小袿は通常より袖幅を短くして、単衣が多く見えるようにしてほしい
・おめり(裏地)、中陪は標準より多めに、それぞれ1.5cm位が希望
・衿下の裏地は表に出ないように
ご納品装束の詳細
・小袿:お客様のご希望により単衣が目立つよう、各部位を指定サイズでお仕立て。
・単衣:軽い装束をご希望とのことで、軽い生地の透かし織り単衣(水色浮線菊文)にてお仕立て。
☆透かし織り単衣について詳しくはこちらのページでご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=3TAnrk9whCs
(袴、小袖はお客様私物)
・製作期間:4ヶ月
・お客様とのお打ち合わせ方法:メール、facebookメッセンジャー、電話
<透かし織り単衣はこんなにバリエーション豊富>
- 長さ:標準寸法、長尺寸法
- 色 :水色、朱鷺色(桃色)、萌黄色、薄黄色、藤色、白色
- 文様:浮線菊文、四ツ目菱文、唐花文
など、お客様のご希望でお仕立てします。
(※生地在庫の関係で、ご希望に沿えない場合があります)
参考動画 Product video
とっても繊細でキレイ~!!
さわやかなコーディネートだよね
コーディネートってどうやって決めるの?
なんだか難しそう…💦
このお客様は「舞うための装束」が大前提だったんだ。
だから最初に軽い生地の「透かし織り単衣」を選んで→小袿の色柄を決めて→細かな寸法を決めていったんだ。オーダーメイドならでは、だね!
菊理は
「装束がほしいけど、何をどのように注文して良いか分らない」という方のために
「色柄」「仕様」などの細かな希望や「ご予算」を親切丁寧にお伺いして
「あなただけの一着」をお仕立てします。
装束は専門用語が多く、分かりづらいことも多いかと思います。
メールなど、文字や文章ではニュアンスが伝わらなかったり、誤解や思い違いなども起こりやすいので、
お電話や、Zoom、LINEなどのオンラインでもご対応させて頂きます。
できるだけ専門用語を使わず、どんな小さなご質問でも、何回でも、とことんお答えします。
ぜひお気軽にお問い合わせください
「菊理」
0532-34-7150
090-2577-0958(近藤:直通)
※掲載写真はお客様のご理解、ご了承を得ています。
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※注1:記事内の色彩名はサイト主の主観で表記しており、厳格なものではありません。
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