【衣裳販売】すみれ色の格衣をご相談からご購入頂きました
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- - 2020年10月31日
菊理はさまざまな装束を取り扱っていますが
今回は「格衣(かくえ)」をご購入頂きました。
格衣は羽織るだけの簡便な装束で
戸外での祭式(地鎮祭などの外祭:がいさい)などで
正服や狩衣などの手間のかかる装束を着装する場所が無かったり
天候や諸々の制約がある場合に、よく用いられます。
また、雅楽を演奏する伶人(れいじん)が
神主さんとの違いをはっきりさせるための衣装として
用いられることもあります。
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今回のお客様は
菊理のホームページでご紹介していた
「すみれ色の狩衣」をご覧頂き
たいそうお気に召していただいたご様子で
「この布地で格衣を作れませんか?」とのご相談から
お話がはじまりました。
狩衣と格衣は、構造や仕立ても大きく異なります。
さらに、お客様は遠方にお住まいでしたので
実際に色柄を見て確認していただくことが出来ませんでした。
そのため、メールで何度も「色柄」や「仕様」、諸々のご希望など
綿密にお打ち合わせをしました。
仕立てが上がり、検品をして、お客様へのご発送は
お問い合わせをいただいてからほぼ3ヶ月。
上品ですばらしい格衣をお納めすることが出来ました。
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同封したアンケートにも丁寧にお返事を下さり
お客様が大変お喜びいただけたご様子に
菊理も嬉しく思います。
ありがとうございました。
ここで格衣の簡単なご説明
格衣は狩衣や直垂などと異なり、上着のみの装束です。
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仕立て方も独特で
袖や脇の部分は「千鳥掛け」という
チェーンステッチのような仕立てになっていたり
特に脇は「蛇腹」構造になっていて
とても動きやすい衣装です。
サっと羽織っただけで
優雅な雰囲気を醸し出す活動的な装束です。
菊理は
「こんな色柄で作ってほしいけど、出来るのかな」
「こんな装束が欲しいんだけど、どこで買えるか分からない」
というご相談にも丁寧に対応しています。
「色柄」「仕様」などの細かな希望や
「ご予算」をお伺いして
「あなただけの一着」をお仕立てします。
「十二単装束」「袿」「狩衣」「直垂」「格衣」「子ども用衣裳」など
時代装束に興味のある方
装束を手にしたい方は
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
イベント用の衣裳をお探しの業者さまも
ぜひお気軽にお問い合わせください。。
雅楽二重奏「菊理」
0532-34-7150
090-2577-0958(近藤ダイレクト)